あなたは日記を書いていらっしゃいますか?
このページを訪れたあなたは、ずっと書き続けておいでか、書いてみようか迷っておいでか、ともかく日記に興味がおありの方には違いありません。
一口に日記と申しましても千差万別。備忘録のようなものから「土佐日記」など日記文学と呼ばれるものまで、書き方も目的もまさに人の数だけ種類があると申せましょう。近頃はSNSやブログ、スマホの日記アプリなども盛んですから、日記は紙に書くという常識すら変わりつつあります。
ですが、そんな時代だからこそ、手書きで紙に日記を書くことに意味があると私たちは考えます。ここではそのメリットをご紹介いたしましょう。
手で文字を書くときには指先を細かく動かします。そのため脳はとても集中し、脳の活性化が促されます。手を使うことは脳を使うことと言ってもいいでしょう。また、パソコンのタイピングより手書きの方が、記憶に残りやすく創造性も養われるなど、脳の活性化に効果的との研究結果もあるそうです。
手書きの文字には表情があります。楽しいときには楽しい顔を、悲しいときには悲しい顔をしています。怒って書いた字はどこかとげとげしかったり。手書きの文字の表情は、自然と読み手に伝わります。それが日記なら、後で読み返すあなた自身にも。
PCやスマホの画面に映る文字には、残念ながらそれがありません。
紙という素材は一見頼りなく見えます。パソコンやスマホは精密で頑丈で、いつまでも情報を守り続けてくれるかのようです。
しかし、実際には違います。紙は、保存状態さえよければ100年もつとも言われます(*1)。一方、パソコンやスマホは簡単に故障しますし、新しい規格が登場したと言ってはすぐに使われなくなってしまうのが現実です。
*1…材質により異なります
体重や血圧、睡眠時間など、日々の生活の記録をつけることで生活習慣を見直すことができます。 毎日の体の状態を記録として記入していくと、体の変化を感じやすく、健康管理に最適ですし、 10年日記なら、1冊でまとめて管理できるのでお薬や病気の記録をつけるのにも重宝します。
こうした記録はいつからでもつけられます。
日記を書くことのメリットは、いろいろな方が説明されておいでですが、まとめますと次のようなことでしょう。
こうして考えますと、日記を書くという行為は読むことで完成されるようにも思えます。
毎日簡単な日記を書くことで自律神経が整うとおっしゃるお医者様もおいでです。うつ病などの治療にも日記が使われており、その効果が認められています。
さまざまな良い効果があると聞けば、「正しい書き方」があるのではと思われるかもしれません。治療目的など目的を絞ればそういったこともあるでしょうが、私たちは、日記に決まりはないと考えます。時に人生の記録として、時に表現力を発揮する場として、時に感情を吐き出す場として、自由に、好きな言葉で、好きなだけ書かれてはいかがでしょうか。
ポジティブなことを書くのが良いと思いますが、ネガティブなことを書いてはいけないというものでもないでしょう。努めてネガティブなことばかり書いたとしてもいずれ飽きますし、時にはブルーな気持ちから抜け出すスイッチになるかも知れません。ストレスを感じた出来事をあえて書き記すことで、気持ちの折り合いをつけられるとも言います。
毎日書くのが良いでしょうが、書きたくない日は書かなくて良いのです。書かなかった日には、書かなかったあなたがいるのですから。それも記録には違いありません。
一日分の分量が少ないこと、10年や5年を一覧できることなど石原日記の特長は、日記を楽しく簡単に書いていただくためのもの。一行だけでも、補足欄を使ってたっぷり書いていただくのも、使われる方の自由です。大切なのは、心のままに正直に書くことではないでしょうか。無理をせず素直に書いたなら、いつか冷静に読み返したとき、それはきっとご自身の成長の糧となるに違いありません。
ブログの向こうには見知らぬ誰かがいますが、日記の向こうには明日のあなたがいます。明日の自分に届けるつもりで書いてみてはいかがでしょうか。きっとご自身にふさわしい書き方が見つかることでしょう。