石原10年日記・石原5年ダイアリー・石原5年帳いずれの商品もお客様に長くお使いいただくために、
商品の製造方法や材質の1つ1つにこだわりを持って制作しています。
① 製本工程
石原10年日記は1冊を製本するのに、50以上の作業工程を経ています。そして、使っていただく方に10年以上の耐久性のある商品をお届けしています。
ここでは、その一部をご紹介いたします。
1.糸かがり製本
製本強度が高く、大きく開いてもページが脱落しないのが特長です。また、頻繁な開閉にも強い製本方法です。
2.丸みだし
丸みだしをすることによって、本の形が崩れにくく、開きやすく、捲りやすくなります。
〔作業工程〕
背と向かい合った小口に、半円状のものを押し当てながら背を丸くします。
3.耳だし
耳だしは背をイチョウ型に整えていく作業工程です。
〔作業工程〕
背から木づちでたたいたり、折丁の間にヘラを押し込んだりして背をイチョウ型にしていきます。
4.本体の完成
丸みだし、耳だしの後に、糊をひきます。その後、背の部分に和紙・寒冷紗を貼り、しおりをつけ、その上から花布、クラフト紙を貼って本体が完成します。
② 表紙
表紙の素材は、退色しにくく、長期的に使われる辞書用表紙材として実績があり、柔軟で、破れにくい構造をしています。10年間の毎日の使用にも耐えることのできる素材となっています。
表紙の箔押しは、高周波箔押です。空押しによるエンボスと箔押しによる箔を同時に施す表面加工。素材と一体となって存在感のある格調高い表情が生み出されています。
③ 手貼りの外箱
芯ボールと貼り紙で作成されているため、強度が高く、耐久性にも優れており、10年間使用しても大丈夫な外箱になっています。外箱の箔押しは特殊技術を使用しています。
① 書籍用紙を使用
石原5年ダイアリーでは書籍用紙を使用しています。書籍用紙は、もともと活版印刷向けに開発された経緯もあり、インクの着肉性を上げ、紙の腰は柔らかい感じがします。
石原5年ダイアリーで書籍用紙淡クリーム琥珀を使用しているのは下の理由からです。
① 長時間文字を読むときに白い紙よりも目が疲れにくい
② 退色しにくく、保存性に優れている
③ 文字を書くことに書く際にも、筆圧を気にせずに、すらすら書くことができる
④ ペン先がひっかかる事も少なくストレスを感じにくい
石原5年帳
① 機械と手作り両方の良さを活かした製本
石原5年帳の製本工程では、「折り」から始まり「丁合」「糸かがり」「寒冷紗貼り」など9つの製本作業工程で行っています。「折り」や「糸かがり」、「断裁」では機械だけでなく目視による検査も行っており、「寒冷紗貼り」「表紙貼り」「スピン付け」「製本テープ巻」は、職人の方々が1冊1冊手作業で制作しています。
② 手帳に適した紙「トモエリバー」
石原5年帳は初版から「トモエリバー手帳用」を使用しています。
「トモエリバー手帳用」は、薄いのに捲りやすく、柔らかい手触り感、書きやすく裏透けが少なく、滲みにくい、破れにくいなどの特長があります。お使いいただくことでその良さを実感することができます。